こんにちは。「Daily Life Labo」運営者のハチワレです。
「3万円もするキーボードなのに、USBケーブルを挿しても充電されないの?」
HHKB(Happy Hacking Keyboard)の購入を検討している方、あるいは買ったばかりの方なら、一度はこの疑問にぶつかるのではないでしょうか。
今の時代、スマホもイヤホンもケーブル一本で充電できるのが当たり前。そんな中で、あえて「乾電池」を使い続けるHHKBは、時代遅れに見えるかもしれません。
正直に言います。私も最初は「えっ、いちいち電池交換するの?面倒くさそう」と思っていました。
しかし、徹底的にリサーチし、実際に使い込んでみた今なら断言できます。「HHKBが乾電池式なのは、手抜きではなく、私たちユーザーのための究極の機能である」と。
この記事では、「hhkb キーボード 充電」と検索して不安を感じているあなたのために、なぜこの仕様がプロに愛されるのか、そして「エネループ」を使った最も賢い運用方法について、私の体験談を交えて解説します。
電池持ちの悪さや、ランプの点滅、省電力モードの挙動など、気になるポイントも全て網羅しました。
この記事を読むとわかること
- HHKBがあえて乾電池式を採用している合理的な理由
- 充電ストレスをゼロにするエネループ運用の具体的ステップ
- ユーザーを悩ませる「電池持ち」や「点滅」の解決策
- 長く使うほど得をするコストパフォーマンスの真実
HHKBキーボードの充電に関する誤解と正解

- HHKBを買って後悔する人の共通点
- USBケーブルでは充電されない仕様
- エネループ導入で実質充電式にする
- 電池持ちが悪い評判の本当の原因
- 電池交換の手間とコストを検証
- 持ち運びとバッテリー重量の関係
HHKBに対する最大の誤解、それは「充電できないこと=デメリット」という思い込みです。
確かに、箱から出してすぐに使える内蔵バッテリー式は便利です。
しかし、そこには「寿命」という大きな落とし穴があります。
ここでは、リサーチの鬼である私がたどり着いた、HHKBの電源周りの真実を解説します。
HHKBを買って後悔する人の共通点

HHKB(Happy Hacking Keyboard)は、一度ハマると抜け出せない「沼」のような魅力を持つキーボードですが、一方で「3万円以上もしたのに失敗した」「買わなきゃよかった」と深く後悔する人が一定数いるのも事実です。
SNSやブログ、ECサイトの低評価レビューを徹底的に分析していくと、後悔している人たちには、ある明確な共通点(思考のズレ)が浮かび上がってきます。
「最新家電」としての便利さを求めてしまっている
最大の後悔ポイントは、HHKBを「最新の便利家電」や「スマホの延長線上」にあるデバイスだと捉えてしまっている点です。
現代のワイヤレス製品(iPhone、iPad、高級ワイヤレスイヤホンなど)は、「リチウムイオンバッテリー内蔵」で「USBケーブルを挿せば充電完了」というのが常識です。
ユーザーはメンテナンスのことなど何も考えず、ただケーブルを繋げばいい。
この「思考停止できる便利さ」をHHKBに求めてしまうと、購入直後に大きな失望を味わうことになります。
- 「今どき乾電池? いちいち交換するのが面倒すぎる」
- 「USBケーブルを繋いでいるのに、充電残量が増えないのは故障?」
- 「省電力モードで勝手に電源が落ちるのがストレス」
これらは全て、
HHKBが目指す「プロの道具としての設計(永続性)」と、ユーザーが求める「家電としての便利さ(手軽さ)」が衝突しているからこそ生まれる不満です。
HHKBは「便利グッズ」ではなく、使い手が手入れをしながら使う「職人の道具」に近い存在なのです。
「10年使う覚悟」があるかどうかの違い
この認識のズレを埋める鍵は、HHKBの根底にある「カウボーイの馬の鞍(くら)」という哲学を知っているかどうかにあります。
「馬(パソコンやスマホ)は消耗品で数年で死ぬが、鞍(キーボード)は自分の体に馴染んだインターフェースとして、一生使い続けるものである」
内蔵バッテリーは確かに便利ですが、3〜5年で必ず劣化して寿命を迎えます。
バッテリーが死ねば、修理不可でキーボードも道連れです。
「充電式」であることは、実は製品寿命を短くする要因でもあります。
HHKBがあえて「乾電池式」を採用し続けているのは、「バッテリー寿命=製品寿命」という現代の使い捨てサイクルから脱却し、10年、20年と使い続けるためなのです。
- 後悔する人:「数年で買い替える消耗品」として見ているため、電池交換の手間を「無駄なコスト」と感じる。
- 満足する人:「一生モノの相棒」として見ているため、電池交換を「長く使うための必要な儀式」と捉え、むしろメリットだと感じる。
あなたは、どちらのタイプでしょうか?
もし、「多少の手間をかけてでも、最高の一台を長く愛したい」と思えるなら、HHKBは間違いなく人生最高の投資になります。
逆に「とにかくメンテナンスフリーで楽に使いたい」という場合は、HHKBではなくLogicoolなどの内蔵バッテリー搭載機を選んだ方が幸せになれるかもしれません。
この「電源周りの思想」さえ受け入れられれば、HHKBはあなたの生産性を劇的に変える武器になります。
「それでもやっぱり、3万円の価値があるのか不安…」
「打鍵感や配列の癖についてはどうなの?」
そんな迷いがまだ残っている方は、以下の記事で「HHKB中毒者」たちがなぜこのキーボードから離れられなくなるのか、その理由を深掘りしています。購入ボタンを押す前に、ぜひ一度目を通してみてください。
👉【HHKBキーボード口コミの嘘?後悔する人と中毒になる人の決定的な差】
USBケーブルでは充電されない仕様

HHKB(HYBRID Type-SやStudio)の背面には、見慣れた「USB Type-Cポート」が搭載されています。
今の時代、このポートがあれば「ケーブルを挿せば充電できる」と直感的に思うのが普通ですよね。
実際、私も購入当初は「なんだかんだ言っても、実は充電機能ついてるんじゃないの?」と淡い期待を抱いてケーブルを挿し、一晩放置した経験があります。
しかし、結論から言うと、いくらケーブルを挿し続けても、中の電池残量は1%も回復しません。
この「不便」とも取れる仕様には、実はメーカー(PFU)の「絶対に事故を起こさせない」という狂気的なまでの安全へのこだわりが隠されているのです。
物理的に「充電回路」が存在しない
まず技術的な話をすると、HHKBの内部回路は、「USBポートからの給電ルート」と「電池ボックス」が、物理的に完全に切り離されています。
スマホやノートPCのように「電気をバッテリーに流し込む」という回路そのものが、そもそも存在しないのです。
したがって、USBケーブルを接続している間、HHKBはPCから供給される電力(バスパワー)で動作しますが、その電気が電池側に回ることは絶対にありません。
なぜ、あえて充電機能を排除したのか?
「技術的に難しかったから?」いいえ、違います。
コストダウンでもありません。
理由はたった一つ、「アルカリ乾電池の誤充電による爆発事故を防ぐため」です。
HHKBは、コンビニで買える「アルカリ乾電池」でも、繰り返し使える「ニッケル水素電池(エネループ等)」でも動くように設計されています。
もし、ここで本体に充電機能を搭載してしまったらどうなるでしょうか?
ユーザーがうっかり「アルカリ乾電池」を入れたままUSBケーブルを挿し、そこに充電電流が流れてしまった場合、乾電池内部でガスが発生し、高熱を持ったり、強アルカリ性の液体が漏れ出したり、最悪の場合は破裂(爆発)したりする重大事故に直結します。
100%の安全を担保するための「引き算」
他社製品のように「専用バッテリーパック」にすれば、このリスクは回避できます。
しかし、それでは「バッテリー寿命=製品寿命」となり、HHKBが目指す「一生使える道具」という理念に反してしまいます。
- 誰でも手に入る「乾電池」を使いたい。
- でも、ユーザーの不注意による「誤充電事故」は100%防ぎたい。
この相反する課題に対するPFUの答えが、「いっそのこと、本体から充電機能を削除する」という、極めてストイックな決断だったのです。
「HHKBはケーブルで育てる(充電する)ものではない」
この仕様は不便さの象徴ではなく、「どんな使い手であっても、絶対に安全を保証する」というプロフェッショナルな設計思想の証なのです。
この背景を知ると、充電できないことさえも頼もしく思えてきませんか?
エネループ導入で実質充電式にする

「乾電池式なのは分かったけど、毎回コンビニで電池を買って捨てるの? コスパ最悪だし、環境にも悪いじゃないか…」
そう思った方、安心してください。
その「使い捨て運用」は、私も全くおすすめしません。
HHKBを「最強の無線キーボード」として完成させるためのラストピース、それが Panasonicの「エネループ(eneloop)」です。
それも、スタンダードな白いモデルではなく、ハイエンドモデルである、黒い「エネループ プロ(eneloop pro)」を選んでください。これを使うことで、HHKBは「単なる電池式」から「充電時間を過去にするデバイス」へと進化します。
「4本 × 2セット」のローテーションが最強の解
私が数年間のHHKB生活でたどり着いた、最もストレスがない運用方法は「4本 × 2セット(計8本)」のローテーションです。
HHKBは一度に4本の電池を使用します。
つまり、本体に入れる4本とは別に、常に満充電の4本を控えさせておくのです。具体的な運用フローは以下の通りです。
- セットA(4本):HHKBに入れてガシガシ使います。
- セットB(4本):満充電の状態で、デスクの引き出しやケースに入れて待機させておきます。
- 交換の儀式:HHKBのLEDがオレンジに点滅(電池切れ予告)したら、電源を切り、セットBと入れ替えます。(所要時間:約30秒)
- 即時充電:取り出したセットAは、その日のうちに急速充電器にセット。充電が終わったら、次はこれらが「待機用のセットB」になります。
「充電待ち時間」が人生から消える
この運用の最大のメリットは、「ダウンタイム(充電待ち時間)が完全にゼロになる」ことです。
内蔵バッテリー式のキーボードの場合、充電が切れたらUSBケーブルを繋ぎ、数時間は「有線キーボード」としてPCに繋がれたまま使わなければなりません。
せっかくの無線キーボードなのに、月に一度は不格好なケーブル接続を強いられる。これって地味にストレスではありませんか?
しかし、この「エネループ・ローテーション」なら、電池を入れ替えた瞬間にバッテリー100%の状態で即復活します。
- 「充電しなきゃ」とケーブルを探す時間
- 「充電終わったかな?」と確認する時間
- ケーブルに繋がれてデスクが散らかる時間
これら全ての無駄な時間が、あなたの人生から消滅します。これは、「充電式を超える、無限バッテリー体験」と言っても過言ではありません。
特に、消費電力の大きい「HHKB Studio」や「Professional HYBRID Type-S」を使うなら、容量の大きい「エネループ プロ」と、4本同時に高速充電できる「急速充電器(BQ-CC85)」の組み合わせが必須です。
HHKB本体をカートに入れる際は、必ずこのセットも一緒に購入してください。悪いことは言いません、これがHHKBのポテンシャルを最大限に引き出すための唯一の最適解です。
電池持ちが悪い評判の本当の原因

「HHKBは電池持ちが悪い」「忘れた頃に電池が切れる」
SNSやレビューサイトを見ると、こうした口コミをよく見かけます。メーカーの公式スペックでは「約3ヶ月」と謳われていますが、ヘビーユーザーの中には「1ヶ月半〜2ヶ月弱で切れる」という声を上げる人も少なくありません。
「やっぱり無線はダメか…」と諦めるのはまだ早いです。
実はこれ、HHKB本体の不具合でも、省電力性能が低いわけでもありません。
9割以上のケースで、使っている「電池の特性(種類)」に本当の原因があります。
アルカリ乾電池が抱える「電圧の罠」
コンビニや100円ショップで買える一般的な「アルカリ乾電池(1.5V)」は、最も身近な存在ですが、実はハイテク機器にはあまり向いていません。
なぜなら、「使い始めた瞬間から、電圧が坂道を転がり落ちるように低下し続ける」という特性を持っているからです。
HHKBのようなデジタルガジェットは、動作するために一定以上の「電圧(パワーの強さ)」を必要とします。
アルカリ乾電池の場合、電池の中にまだ容量(スタミナ)が残っていたとしても、電圧(パワー)がHHKBの要求する基準値を下回ってしまうことがよくあります。
すると、まだ使えるはずなのに、キーボード側が「電圧不足だ! 接続が維持できない!」と判断し、早めに「電池切れ」の判定を下してしまうのです。
これが、「まだ買ったばかりなのに、もう電池切れランプがついた」という現象の正体です。
つまり、電池を使い切る前に捨ててしまっている状態なのです。
ニッケル水素電池(エネループ)が選ばれる技術的理由
一方で、私が推奨するニッケル水素電池(エネループ等)は、公称電圧こそ1.2Vと低いものの、アルカリとは全く異なる放電特性を持っています。
それは、「容量が空になる直前まで、一定の電圧をフラットに維持し続ける」という粘り強さです。
例えるなら、アルカリ電池が「徐々にスピードが落ちていくランナー」だとしたら、エネループは「ゴール直前までトップスピードを維持し、ゴールした瞬間に倒れ込むランナー」です。
この特性のおかげで、HHKBは電池の容量を最後の一滴まで無駄なく使い切ることができます。
結果として、Bluetooth接続の安定性が増し、体感的な電池持ちも向上するのです。
特に、センサー類を多数搭載している最新の「HHKB Studio」や、高速入力を行う「HYBRID Type-S」において、この電圧の安定性は操作の快適さに直結します。
「電池持ちが悪い」と感じている方の多くは、実はアルカリ電池の電圧低下に振り回されているだけかもしれません。
ストレスなくHHKBの性能を引き出すためにも、電圧が安定している「エネループ プロ」への切り替えを強くおすすめします。
電池交換の手間とコストを検証

「本体だけで3万5千円もするのに、さらに電池代までかかるの? コスパ悪すぎじゃない?」
HHKBの購入を迷う理由として、この「ランニングコスト」への懸念は非常に大きいはずです。確かに、毎月のように電池を買わなければならないとしたら、その手間と費用は無視できません。
しかし、目先の金額ではなく「10年使う」という長期的な視点で計算してみると、HHKBこそが最も財布に優しいキーボードであることが見えてきます。
10年間のコストシミュレーション(アルカリ vs エネループ)
ここでは、HHKBを毎日ヘビーに使ったと仮定し、1ヶ月半(約45日)ごとに電池交換が必要なケースで、10年間のランニングコストを比較してみましょう。
パターンA:アルカリ乾電池を使い続けた場合(地獄のコスト)
- 交換頻度:10年間で約80回の交換
- 必要な電池本数:80回 × 4本 = 320本
- 電池代:約16,000円(1本50円換算)
- 隠れたコスト:320本の廃電池を分別してゴミに出す手間と時間
想像してみてください。10年間で320本もの電池を買いに行き、そして捨てるのです。コストもさることながら、その手間と環境負荷は無視できません。これは推奨できない運用です。
パターンB:エネループ プロを導入した場合(天国のコスト)
- 初期費用:約5,500円(エネループ プロ 8本 + 急速充電器セット)
- 10年間の追加費用:ほぼ0円(微々たる充電の電気代のみ)
- 手間:月に一度、引き出しから満充電の電池を取り出して入れ替えるだけ(所要時間30秒)
エネループ プロは、約500回の繰り返し充電が可能です。
HHKBで使う場合、10年使い続けても充電回数は1セットあたり40回程度。つまり、一度買ってしまえば、10年以上買い足す必要が一切ないのです。
真のコストは「電池代」ではなく「本体寿命」にある
さらに重要なのは、キーボード本体の寿命です。
一般的な「リチウムイオンバッテリー内蔵」の高級キーボードは、スマホと同じで、3〜5年も使えばバッテリーが確実に劣化します。
充電持ちが悪くなり、最悪の場合はバッテリーが膨張してキーボード自体が変形したり、充電すらできなくなったりします。
バッテリーが死んだら、修理に出すか(高額な修理費がかかります)、キーボードごと買い替えるしかありません。
対して、HHKBはどうでしょうか?
内部に劣化するバッテリーを持たないHHKBは、構造上、20年以上使い続けることができます。
実際に、20年前の初代HHKBを今でも現役で使っているユーザーは大勢います。スイッチの耐久性(3,000万回〜)も桁違いです。
「5年ごとに数万円のキーボードを買い替える」のと、「初期投資は高いが、20年間同じ相棒を使い続ける」のとでは、どちらが経済的でしょうか?
長い目で見れば、「HHKB + エネループ」の組み合わせこそが、最も経済的で、環境にも優しく、そして何より愛着を持って使い続けられる「究極のコストパフォーマンス」を実現するのです。
持ち運びとバッテリー重量の関係

最新フラッグシップモデルである「HHKB Studio」は、電池込みの重量が約930gにも達します。
MacBook Airのような軽量ノートPCに迫る重さです。
「ただでさえ荷物が重いのに、さらに1kg近いキーボードを持ち運ぶなんて正気の沙汰じゃない」
「しかも予備の電池まで持ち歩くなんて無理」
そう感じるのは至極真っ当な感覚です。
しかし、ノマドワークでカフェや出張先を転々とする私が出した結論は、「モバイル用途こそ、重くても乾電池式(HHKB)が最強である」という、一見すると逆説的な答えでした。
内蔵バッテリー式が「文鎮」に変わる瞬間
想像してみてください。あなたは出先のカフェで、内蔵バッテリー式の軽量キーボードを使って仕事をしています。
集中力が最高潮に達したその時、突然バッテリー切れの警告が出たとします。
ここからが地獄の始まりです。
- カバンからモバイルバッテリーと長いUSBケーブルを取り出す。
- 狭いカフェのテーブルの上で、PCとキーボードをケーブルで繋ぐ。
- コーヒーカップを倒さないように気を使いながら、這い回るケーブルを避けてタイピングする。
スマートに仕事をするはずが、一瞬にして「ケーブルに縛られた不自由な環境」に逆戻りです。
もし充電ケーブルを忘れていたら、その瞬間、そのキーボードはただの「動かない板(文鎮)」と化します。
「コンビニ」がある限り、HHKBは止まらない
一方で、乾電池式のHHKBならどうでしょうか。
万が一、エネループの充電が切れたとしても、慌てる必要は全くありません。
近くのコンビニやスーパー、駅の売店に走れば、そこには必ず「アルカリ乾電池」が売っています。
購入して入れ替えれば、その場で即座に100%のパフォーマンスで復活します。充電を待つ時間も、ケーブルを取り回すストレスもありません。
- 内蔵バッテリー式:電源(コンセントやモバイルバッテリー)がない場所では無力。
- 乾電池式(HHKB):日本中、いや世界中のどこにいてもエネルギーを現地調達できる。
この「兵站(エネルギー供給)を心配しなくていい」という圧倒的な安心感こそが、HHKBを最強のモバイルギアたらしめているのです。
HHKB Studioの重さは、マウス機能(ポインティングスティック)まで統合した「オールインワン性能」と、どんな場所でも安定して打てる「剛性」の証です。
その重さを許容できるプロフェッショナルにとって、乾電池式という仕様は、止まることが許されない仕事を守るための「命綱」となるはずです。
まだどのモデルにするか迷っている方は、こちらの記事👉『失敗しない選び方決定版』をご覧ください
HHKBキーボードの充電トラブル完全解決ガイド


- オレンジ点滅は電池切れのサイン
- 省電力モードを解除して快適に
- 有線接続時も電池は減らない?
- 「hhkb キーボード 充電」よくある質問
- HHKBキーボードの充電ストレスをゼロに
ここからは、実際にHHKBを使い始めてから遭遇しがちな「充電(電源)まわりのトラブル」と、その解決策をQ&A形式も交えて解説します。これを知っておけば、いざという時に慌てずに済みます。
オレンジ点滅は電池切れのサイン


「あれ? キーボードのランプがチカチカ光ってる…もしかして故障?」
HHKBを使っていると、ふとした瞬間に右上のLEDインジケーターがオレンジ色に点滅し始めることがあります。
初めて見ると焦ってしまいますが、安心してください。それは故障ではなく、HHKBからの「そろそろお腹が空きました(電池交換して)」という健気なメッセージです。
この通知システムは非常に優秀で、電池残量のステージに合わせて2段階のアラートを出してくれます。
このサインさえ知っていれば、作業中に突然キーボードが動かなくなってパニックになることはありません。
覚えておくべき2つの点滅パターン
HHKBのLED通知には、緊急度の異なる2つのパターンがあります。これを見分けることで、余裕を持って対処できます。
【レベル1】30秒に1回点滅:まだ慌てる時間じゃない
- 状態:電池残量が低下しています(Low Battery)。
- アクション:まだ数時間〜半日程度は持ちこたえます。今のうちに、引き出しから交換用のエネループを取り出し、心の準備をしておきましょう。作業を中断する必要はありません。
【レベル2】15秒に2回点滅:限界突破寸前
- 状態:電池切れ寸前です(Critical)。いつ接続が切れてもおかしくありません。
- アクション:即座に作業を中断してください。 これが出たら猶予はありません。速やかに新しい電池と交換しましょう。
エネループなら「突然死」を防げる
前述した通り、アルカリ乾電池を使っている場合は電圧が不安定なため、この警告が出る前に突然接続が切れたり、逆に警告が出てから一瞬で動かなくなったりすることがあります。
しかし、電圧が安定しているエネループを使用していれば、このLED通知は極めて正確に機能します。
「30秒に1回」の点滅が始まったら、キリの良いところまで仕事を片付け、休憩がてら電池を交換する。
このリズムが掴めれば、電池切れは「予期せぬトラブル」ではなく、「コーヒーブレイクの合図」に変わります。
HHKBのインジケーターは、あなたにストレスを与えないよう、正確なタイミングで交換時期を教えてくれる頼もしいパートナーなのです。
省電力モードを解除して快適に


「トイレに行って戻ってきたら、キーボードの電源が落ちていた…」
「アイデアが浮かんで勢いよく叩き始めたのに、再接続のタイムラグで出鼻をくじかれた…」
これは、HHKBを使い始めたユーザーが最初にぶつかる「HHKBあるある」の壁です。
HHKBは、デフォルトの設定だと「30分間操作がないと自動的に電源がOFFになる」という省電力モードが有効になっています。
電池を節約するための親切設計ではあるのですが、いちいち電源ボタンを長押しして再接続を待つあの数秒間は、集中している時には永遠のように感じられますよね。
思考のフローを中断される、まさに「最大の敵」です。
DIPスイッチで「常時ON」に覚醒させる
実はこの機能、キーボードの背面にある「DIPスイッチ(SW6)」を操作するだけで簡単に無効化できます。
ソフトウェアの設定画面を開く必要すらありません。
背面のカバーを開けると、小さなスイッチが並んでいます。この中の「6番」に注目してください。
- SW6:OFF(下) → 省電力モード有効(デフォルト・30分で切れる)
- SW6:ON(上) → 省電力モード無効(手動で切るまでずっとON)
このスイッチを「パチッ」と上に上げる。たったこれだけで、HHKBは「スリープしない常時接続キーボード」へと覚醒します。
エネループがあれば「電池の減り」は怖くない
この「SW6:ON」設定にすると、当然ながら電池の消耗スピードは速くなります。
公式スペックの「3ヶ月」は持たなくなり、使い方によっては1ヶ月〜1.5ヶ月程度で電池交換が必要になるかもしれません。
アルカリ乾電池を使っている場合、これはコスト増に直結するため躊躇する設定です。しかし、あなたには「エネループ Pro」という強い味方がいます。
何度でも充電して使えるエネループ運用であれば、電池の減りを気にする必要は一切ありません。
1ヶ月で切れようが、2週間で切れようが、交換して充電すればいいだけです。
「電池代をケチって、毎回の再接続ストレスに耐える」か。
「エネループを使って、ストレスフリーな常時接続環境を手に入れる」か。
答えは明白ですよね。
私はこの設定にしてから、「キーボードを叩くだけでPCがスリープから復帰する」という、デスクトップ環境として当たり前の快適さを取り戻しました。
HHKBのポテンシャルを解放する「必須の設定」として、ぜひSW6をONにしてみてください。
有線接続時も電池は減らない?


「自宅のデスクでは、安定重視でUSBケーブルを繋いで使いたい」
「でも、その時に中の電池はどうすればいい? いちいち抜くべき?」
HHKBを「有線・無線のハイブリッド」で運用しようとすると、この疑問が必ず浮かびます。
電池を入れたままケーブルを繋ぐと、過放電したり、逆に電池が無駄に消耗したりするのではないかと心配になりますよね。
結論から言うと、電池は入れたままで全く問題ありません。抜く必要はゼロです。
賢すぎる「電源ソースの自動切り替え」
HHKB(HYBRID Type-SやStudio)は非常に賢い電源管理システムを持っています。
USBケーブルでPCと接続され、通電が確認されると、HHKBは瞬時に「電池駆動モード」から「USBバスパワー駆動モード」へと自動で切り替わります。
この切り替えが行われている間、電池ボックスからの電力供給は物理的にストップします。
つまり、USBケーブルを繋いでいる時間は、中の電池は1ミリも消費されず、あたかも「電池が入っていない状態」と同じ扱いになるのです。
- ケーブル接続中:PCからの電気で動く(電池は冬眠状態)
- ケーブルを抜く:瞬時に電池駆動に復帰
このシームレスな切り替えこそが、HHKBの真骨頂です。
「ハイブリッド運用」のススメ
私は普段、デスクの上では見た目をスッキリさせるためにBluetooth(無線)で使っていますが、以下のような場面ではサッとケーブルを繋いでいます。
- BIOS画面(UEFI)の操作:Bluetoothが繋がらないPC起動直後の設定画面に入る時。
- ゲームや緻密な作業:無線の干渉を100%排除したい時。
- 電池切れの緊急回避:交換用のエネループが手元にない時の最終手段として。
この時、いちいち背面のフタを開けて電池を抜くなんて面倒なことは一切しません。ただケーブルを挿すだけ。
「普段は無線で自由を楽しみ、ここぞという時は有線で信頼性を取る」
電池を入れたまま、その時々の気分や状況に合わせてスタイルを自由に行き来できる。
この柔軟性も、HHKBがプロに選ばれる理由の一つです。
安心して電池を入れたまま使い倒してください。
「hhkb キーボード 充電」よくある質問


ここでは、HHKBの充電や電源に関して、よく検索される疑問に一問一答形式でお答えします。
HHKBキーボードの充電ストレスをゼロに


ここまで読み進めていただいたあなたなら、HHKBがなぜ頑なに「乾電池式」を採用し続けているのか、その真意が伝わったのではないでしょうか。
HHKBが「本体で充電できない」のは、技術力が足りないからでも、コストカットのためでもありません。
それは、あなたにこのキーボードを一生使い続けてもらうための、メーカーからの不器用で深い「愛」のある仕様なのです。
「消費される家電」から「受け継がれる道具」へ
スマホやタブレット、そして多くの最新キーボードは、内蔵バッテリーの寿命とともに数年でその役目を終えます。しかし、HHKBは違います。
劣化するバッテリーを排除し、シンプルな乾電池式を採用することで、10年、20年と時を超えて使い続けられる「不死身の肉体」を手に入れました。
PCが変わり、OSが変わり、あなたの環境が変わっても、指先に馴染んだHHKBだけはずっと変わらず、あなたの思考を支え続けます。
これこそが、プロフェッショナルが選ぶべき「一生モノの道具」の姿です。
エネループとのセット運用で「完全体」になる
そして、そのHHKBのポテンシャルを100%引き出す鍵が「エネループ プロ」です。
この運用を取り入れれば、もう「充電ケーブルに繋がれて不自由にタイピングする時間」は人生から消滅します。
電池が切れたら、30秒で交換して即座に満タン復帰。この「充電待ち時間ゼロ」の快感を知ってしまえば、もう内蔵バッテリー式のキーボードには戻れません。
迷っている時間はもったいない
「長く使える本物の道具」を探しているなら、HHKBとエネループのセットは、間違いなくあなたの人生の質(QOL)を高める最高の投資になります。
毎日触れるものだからこそ、妥協せずに「正解」を選んでください。
その選択は、数年後のあなたに「あの時買ってよかった」と感謝されるはずです。
最後に、購入先のアドバイスです。
HHKBは精密機器であり、長く使うものです。万が一のサポートや保証を確実に受けるためにも、Amazonや楽天市場に出店しているメーカー直営の「PFU公式ストア」から購入することを強くおすすめします。
「Amazonと楽天、どっちで買うのが一番お得なの?」「実店舗で触ってから決めたい」という方は、以下の記事で最も損をしない購入ルートを徹底比較しています。購入ボタンを押す前に、ぜひ一度チェックしてみてください。












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